ジェンダーレスメイクは、顔を「男性的」「女性的」のどちらかへ近づけるための決まった型ではありません。RIMUでは、性別のラベルよりも、肌の質感、眉や目元の線、使う色の濃淡から、自分が心地よい印象を選ぶメイクとして考えます。
日常で取り入れるなら、すべてのパーツを変える必要はありません。肌を薄く整え、眉の毛流れを生かし、目元か口元のどちらかへ少しだけ重心を置くと、大人の装いにもなじませやすくなります。
ジェンダーレスメイクは「性別」ではなく仕上がりから考える
最初に、「静かで落ち着いた感じ」「軽く明るい感じ」「輪郭がすっきりした感じ」など、欲しい印象を一つ決めます。そのうえで、次の3軸を調整します。
- 質感:マット、セミマット、透けるツヤ
- 線:眉やアイラインをぼかす、毛流れを残す、輪郭を少し明確にする
- 色:ベージュやトープなどの低彩度、コーラルの軽い血色、ブリックの深み
「ジェンダーレスだから色を使わない」と決める必要もありません。色を使う場合も、範囲、濃さ、質感を調整すれば、自分の服装や過ごす場所に合わせられます。
最初にそろえる4つの道具
手持ちのアイテムから、薄く重ねられるベース、毛流れを補えるアイブロウ、低彩度のアイシャドウまたはペンシルライナー、透けて色づくリップを選びます。商品名に性別を示す表現があるかではなく、色、質感、使い方、製品表示が自分の目的に合うかで判断しましょう。
ベースは顔全体を一度に隠そうとせず、表示された使用量を目安に中心から外側へ薄く広げ、必要な部分だけ重ねます。眉はスクリューブラシで毛流れを整えてから、足りない部分を軽いタッチで補うと、輪郭だけが浮きにくくなります。
大人が取り入れやすいジェンダーレスメイク3ルック
やわらかいマット質感で静かな印象

ベースは素肌の凹凸が残る程度の薄いセミマットにします。眉は自眉の太さを大きく変えず、眉頭を淡く、眉尻の不足部分だけをグレーブラウンで補います。まぶたにはトープを狭くぼかし、唇はローズベージュの色付きバームを薄く重ねます。
線を強く囲まないため、シャツやジャケットなど端正な服にも、カジュアルな装いにも合わせやすい設計です。
透けるツヤと淡い色で軽やかな印象

顔全体を光らせず、頬骨の高い位置など光を受ける部分へツヤを残します。眉は角を作り込みすぎず、毛流れに沿って足りないところを補います。目元は明るいベージュを薄く広げ、唇は透けるコーラルを一度塗りします。
色を足す場所を絞ると、ツヤと血色が重なっても華美になりすぎません。皮脂が出やすい小鼻の脇や額は必要に応じてパウダーで整えます。
低彩度の線と深いリップですっきりした印象

肌は厚く作らず、赤みや色むらなど気になる場所だけを少量カバーします。眉尻を細く整え、グレーブラウンのペンシルでまつ毛の生え際に沿って短くラインを入れます。唇は輪郭を描き込みすぎず、深いブリック色を中央から外へぼかします。
眉、目元、口元のすべてを最大限に濃くせず、線を見せる場所とぼかす場所を分けるのがポイントです。
※3点は別人物による独立した仕上がり例で、同一人物の前後比較や性別による違いを示すものではありません。色や質感の見え方は、元の肌色、肌状態、製品、使用量、照明、撮影、画面表示で変わり、再現を保証しません。
濃くしすぎないための確認方法
一つのパーツを仕上げるたびに、顔全体が映る鏡で少し離れて確認します。眉頭が四角く見えたらスクリューブラシでぼかし、目元が重く見えたら何もついていないブラシで境目をなじませます。口元が強く感じるときは、ティッシュで軽く押さえてから中央だけ足します。
左右を完全に同じ形へ作り込むより、元の眉や目の形を見ながら少しずつ調整したほうが、日常の表情になじみます。
安全に楽しむための注意点
製品ごとの使用量、使用部位、注意表示を守り、手やブラシ、スポンジは清潔な状態で使います。傷、湿疹など肌にトラブルがある部分には使わず、赤み、かゆみ、刺激など異常が出たときは使用を中止してください。
アイメイクは目に入らないようにし、入った場合はこすらず、すぐに水またはぬるま湯で洗い流します。違和感が残る場合は眼科医へ相談してください。
まとめ
ジェンダーレスメイクに唯一の正解はありません。性別のイメージから逆算するのではなく、質感、線、色のどれを変えたいか決め、手持ちのメイクを少しずつ調整してみてください。まずは眉の濃さを一段階やわらげる、唇を低彩度にするなど、一つの変更から始めると自分に合うバランスを見つけやすくなります。
