口紅の塗り方|ムラと輪郭を整える5ステップ

くすみローズベージュの唇の輪郭へ細いリップブラシを軽く当てる、ウェーブボブの成人女性

口紅がムラになる、輪郭がずれる、濃さを調整しにくい。そんなときは、最初から完璧な一塗りを狙うより、薄く置く→口角と輪郭を確認する→必要な日だけ押さえて重ねるの順にすると整えやすくなります。

大人のリップメイクで大切なのは、唇を大きく見せることではありません。自分の輪郭を基準に、仕事の日は薄く、食事の予定がある日は直しやすく、写真を撮る日は中央だけ少し重ねるなど、予定に合わせて調整できることです。

目次

口紅を塗る前に確認すること

口紅の発色は、元の唇色、塗る量、口紅の透け感、照明、カメラや画面表示で変わります。花王の成人女性を対象とした研究でも、元の唇色が口紅の見え方に影響することが示されています。画像や手の甲の色と同じになるとは限りません。

また、スティックの繰り出し長さは製品ごとに違います。資生堂は、商品表示を確認し、繰り出しすぎや唇がへこむほどの強い力を避けるよう案内しています。やわらかい口紅は高温で折れやすくなることもあるため、直射日光の当たる場所や車内へ放置しないようにします。

ムラと輪郭を整える5ステップ

以下は、手順を理解するためのRIMU独自編集イメージです。STEP1〜3は別人物による独立した工程例、STEP4〜5は同一人物による連続仕上げです。製品、唇の状態、塗布量、照明等によって見え方と色持ちは異なり、同一の仕上がりを保証するものではありません。

1. 唇を清潔にし、余分な油分を軽く押さえる

折った白いティッシュを閉じた唇へ軽く当てる成人女性の横顔
口紅を塗る前に唇をティッシュで軽く押さえる準備イメージ

食後や飲み物の後は、清潔なティッシュで唇を軽く押さえます。こすって色や皮を落とそうとせず、表面の水分や食べ物を残さない程度で十分です。

乾燥が気になる場合は、普段問題なく使えているリップクリームを製品表示どおりに薄くなじませます。表面に多く残ると口紅が滑りやすいため、必要なら塗布前に余分だけを軽く押さえます。ひび割れ、痛み、はれ、強い刺激等があるときは、メイクで隠そうとせず使用を控えてください。

2. 中央から外へ薄く直塗りする

無銘のローズ色スティック口紅を下唇中央へ軽く当てる成人女性
口紅を唇中央から外側へ薄く広げる直塗りイメージ

口紅を必要な分だけ繰り出し、下唇の中央へ軽く当てて外側へ滑らせます。上唇も中央から外へ薄く広げ、最後に口角から中央へ短く動かして塗り残しを補います。資生堂の公式情報には中央から外へ広げる方法と、口角から中央へ塗る方法の両方があるため、一方向へ何度も往復するより、薄い膜を作って不足部分だけ補うと考えると迷いにくいでしょう。

スティックを寝かせすぎて輪郭の外へ広げず、唇がへこむほど押しつけないこともポイントです。一度塗りで足りなければ、後の工程で少量ずつ足します。

3. 口角と輪郭をリップブラシで補う

細いリップブラシの側面で上唇の口角近くを整える成人女性
リップブラシで口角と輪郭を短く補うイメージ

輪郭を整えたい日は、リップブラシへ口紅を取り、筆先を整えてから側面で短い線をつなぎます。口角、上唇の山、下唇の底辺を一度に描き切らず、自分の輪郭に沿って少しずつ確認します。その後、内側を薄く埋めます。

直塗りだけで整う日はブラシを使わなくても構いません。口角へ色を足す日、濃い色を薄く均一に置きたい日など、必要な場面だけ取り入れます。

4. 一度塗りをティッシュで軽く押さえる

ローズブラウンを塗った閉じた唇へ白いティッシュを軽く当てる成人女性
一度塗りした口紅をティッシュで軽く押さえるイメージ

発色をもう少し定着させたい日は、一度塗りの後、二つ折りのティッシュを閉じた唇へそっと当てます。左右へこすったり、強く噛みしめたりする必要はありません。ティッシュへ多く付く場合は、最初の量が多かった可能性があるため、次回は薄く始めます。

マット、ツヤ、ティント等で適した使い方は異なります。ティッシュオフ不可と表示された製品や、質感を残したい製品は説明を優先してください。

5. 同じ口紅を唇中央へ薄く重ねる

ローズブラウンのスティック口紅を下唇中央へ軽く重ねる成人女性
ティッシュオフ後に唇中央へ口紅を薄く重ねるイメージ

ティッシュで押さえた後、同じ口紅をごく薄く重ねます。全輪郭へ同じ量を足すのではなく、色が弱く見える中央から確認すると厚塗りを避けやすくなります。花王は、ティッシュで軽く押さえてから重ねる方法を、発色や色持ちを調整する方法として紹介しています。ただし、飲食後も必ず残るという保証ではありません。

濃すぎる・ずれるときの戻し方

  • 濃すぎる:乾いたティッシュで軽く押さえ、輪郭ではなく中央から少量を足し直す。
  • 口角だけ抜ける:ブラシの側面で口角から中央へ短く補う。
  • 輪郭の外へ出る:広くこすらず、清潔な綿棒等で外側から小さく整える。強く摩擦しない。
  • 乾燥で引っかかる:上から何度も往復せず、いったん落として唇の状態を確認する。

チップ内蔵のリキッドルージュやグロスは、食べ物や唾液が付いたまま容器へ戻さないようにします。資生堂は、使用前に唇をひと拭きし、使用後はスパチュラをティッシュで拭いてから容器へ戻すよう案内しています。スティック、チップ、ブラシでは扱いが異なるため、手持ち製品の表示を優先してください。

異常が出たら使用を中止する

使用中・使用後に赤み、はれ、かゆみ、刺激等の異常が出たら、直ちに使用を中止し、水またはぬるま湯で洗い流します。触ったりタオルでこすったりせず、症状に応じて皮膚科専門医へ相談してください。

口紅の塗り方に唯一の正解はありません。薄く始め、輪郭と口角を確認し、必要な日だけ押さえて重ねる。この順序があれば、色や質感が変わっても、自分の予定に合わせて調整しやすくなります。

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この記事を書いた人

水野 杏奈のアバター 水野 杏奈 メイク担当ライター

メイク担当の水野杏奈です。新しい色や質感を試すのは好きですが、買ったものをきちんと使い切れるかまで考えて選びます。RIMUでは、発色・仕上がり・使い方を整理し、普段のメイクに落とし込みやすい記事を担当しています。

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